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快適にインターネットを楽しめる回線速度は?回線速度の測定方法と目安を解説!

快適にインターネットを楽しめる回線速度は?回線速度の測定方法と目安を解説!

回線速度の目安は?自宅が快適な環境かテストする「測定方法」も解説!

必要な回線速度の目安は、どんな目的でインターネットを利用するかによって異なります。メールやLINEであれば1Mbpsあれば十分ですが、オンラインでの会議やゲームとなれば、50Mbps以上といわれています。

 

まずは、この記事に記載している測定方法で自宅の回線速度を測定して現状を把握し、使用目的との差を把握しましょう。そのうえで対策をとれば、より快適なインターネット環境を整えられるはずです。

 

回線速度の見方

回線速度(通信速度ともいう)はよく聞かれる言葉ですが、実はその定義や測定方法はよく分かっていない方が大半だと思われます。ここでは、回線速度を語るうえで重要な「Mbps」「上り、下り」「Ping値」の3つの用語の意味を紹介していきます。

 

「Mbps」とは

Mbpsとは回線速度の単位で、1秒間に送受信可能なデータ量を表す単位です。単位には「Kbps」「Mbps」「Gbps」の3種類があります。それぞれ1000倍の差があり、「1Gbps=1000Mbps」、「1Mbps=1000Kbps」という意味です。

 

この数値が大きいほど、回線が速いことになります。

 

「上り」と「下り」とは

「上り」はデータのアップロードや送信のことです。メールやファイルを送る場合や、ビデオ会議で自分の映像や音声を相手に送信する場合などが上りになります。

 

逆に「下り」はデータを受信することです。ウェブサイトのページを開いたり、メールやファイルを受け取ったり、動画を視聴するのが下りとなります。

 

Ping値とは

「Ping値」とはデータのやり取りにかかる時間で、単位は、「ms(ミリ秒)」です。数値が小さいほどやり取りの遅延が小さくなり、スムーズになります。FPSのようなシューティング系の対戦ゲームにおいて、応答速度が非常に重要です。遅延が大きいと、ゲーム内で自分が不利になってしまいます。

 

一方、リアルタイムでの対戦がないゲームやYouTubeの視聴、メッセージのやり取りに関しては、応答速度はあまり関係ありません。

 

回線速度の測定方法

ここまで、回線速度の見方について解説してきました。

次に、回線速度の測定方法についてみていきます。実際に計測してみて、後述する用途別の速度目安と比べてみましょう。

 

回線速度を測ってみよう

回線速度は「インターネット速度テスト」という、Googleのツールで計測可能です。計測結果では「アップロード(上り)速度」「ダウンロード(下り)速度」「Ping値(レイテンシ)」の3つに加えて、現在の速度は快適か表示してくれます。

ブラウザで「インターネット速度テスト」と検索すると、「速度テストを実行」のボタンが表示され、ボタンを押すだけで、自動で計測できるので、ぜひやってみてください。

 

関連記事:インターネットの回線速度は何を見ればいい?見方や速い回線を紹介!

 

インターネットを快適に楽しむ回線速度の目安

インターネットを快適に楽しめる回線速度を用途別にまとめると以下の表にになります。

 

使用用途 下り速度 上り速度
メール・LINE 1Mbps 1Mbps
SNS 1Mbps 1Mbps
ウェブサイトの閲覧 1Mbps
動画視聴 5Mbps
オンラインゲーム 30~100Mbps 30Mbps
ビデオ会議 3Mbps 3Mbps

上記の表は、あくまでも目安です。条件次第で必要な通信速度が異なります。もし、ご利用の回線速度が目安を下回るような場合、どのような弊害があるのかを解説していきます。

 

メール・LINE

 メールやLINEでのメッセージのやり取りには、上りと下りの速度がどちらも1Mbps、画像の受送信なら3Mbps程度でも問題なくやり取りできます。回線速度が低いと、メールやメッセージが送れない、届かないというトラブルが発生する場合があります。

 

SNS

SNSの閲覧やDMでのやり取りでも、メールと同様上りと下り共に1Mbpsも出ていれば十分可能です。回線速度が低いと、メッセージの受送信ができない、新しい投稿が表示されないなどのトラブルが生じます。

 

ウェブサイトの閲覧

ウェブサイトの閲覧は、下り速度1Mbpsぐらいでも可能です。ただし画像が挿入されているサイトの場合、10Mbps程度はないと、読み込みに時間がかかる場合もあります。なお、上りの速度はアップロードに影響する数値なのでウェブサイトの閲覧に関係はなく、低くても問題ありません。

 

動画視聴

 動画配信サービスで動画を視聴する場合、下りの速度が5Mbpsほど出ていれば快適ですが、回線速度が低いと再生中に止まってしまいます。ただし高画質の4K動画を見る場合には、下り速度が20Mbps以上は必要です。ウェブサイトの閲覧と同じく、上りの速度は関係ありません。

 

オンラインゲーム

 オンラインゲームをプレイするなら下り速度は最低でも30Mbps、理想は100Mbps以上あるとよいです。回線速度が低いと遅延が発生してしまい、ゲームを快適にプレイできない可能性があります。上り速度は30Mbpsも出ていれば十分です。

ただし、YouTubeなどでライブ配信を行う場合、上り速度が低いと配信ができなかったり、プレイに差し支えたりする場合があります。

 

ビデオ会議

 ZoomやTeams等でのビデオ会議は、上りと下り共に最低3Mbpsは必要です。20Mbps出ていれば、途切れることなくスムーズにやり取りできます。低速な回線を利用してしまうと、音声が途切れたり、ビデオが止まったりするなど相手に迷惑がかかるので注意しましょう。

 

関連記事:通信速度の目安は?速さなら光回線一択!用途別に必要スピードを解説

 

回線速度を改善する方法

最後に回線速度を改善する方法について解説します。

 

通信制限がかかっていないか確認する

スマホやポケットWi-Fiは、一定量のデータ通信を行うと通信制限がかかってしまいます。制限がかかると、回線の最大通信速度が128Kbpsまで落ちてしまいます。128Kbpsではウェブページの読み込みも非常に遅く、ストレスを感じることでしょう。

 

もし通信制限がかかっているなら、通信制限の解除、または通信量を追加で購入しましょう。毎月通信制限に引っかかっているなら、一度プランを見直してください。

 

ルーターの設置場所を変更してみる

ルーターは設置場所によってWi-Fiの安定性が変わります。利用する端末がルーターから離れていたり、ルーターが家具の裏や棚のなかに隠されていたりすると、電波が不安定になります。ルーターは使用端末にできるだけ近く、障害物がない場所に設置しましょう。また、Wi-Fiには水や金属が弱点となっており、これらの素材がある場所に置くと不安定になります。窓際も太陽光によって、ルーター-に不具合が生じるので避けましょう。

 

関連記事:Wi-Fiルーターの置き場所は?自宅でのベスポジやNG場所、おしゃれな置き方も!

 

ONU(モデム)やルーターの再起動

ONUやルーターは常時電源オンにしていると機器に熱がこもるので、処理能力が低下し通信が遅くなります。この処理能力の低下は一時的なもので、再起動で改善されます。一度電源を切って、5分ほど待ってから再び電源を入れましょう。

 

プロバイダを乗りかえる

プロバイダによって回線の速度が異なります。「みんなのネット回線速度」というサイトで回線速度が高い回線事業者をランキング形式で発表しているので、一度契約中のプロバイダを調べてみてください。ランキングで下位に表示されていて、ほかの回線より回線速度が低いならプロバイダを乗りかえましょう。

 

IPoE方式で接続する

旧来の通信規格であるPPPoE方式での通信より、IPoE方式での通信の方が通信は速く安定します。OCN 光(2023年6月30日新規販売停止)の速度を例に比較してみました。

平均速度下り 平均速度上り 平均Ping値
IPv4(PPPoE通信) 223.11Mbps 206.95Mbps 28.08ms
IPv6(IPoE通信) 321.83Mbps 239.17Mbps 24.34ms

比べて分かるとおり、IPv4よりIPv6の方が回線速度とPing値は上で、とくに下り速度は100Mbpsも高くなっています。もしIPv4で接続しているなら、IPv6に切り替えるとよいでしょう。回線事業者に問い合わせれば、切り替えてもらえます。一度契約している事業者に問い合わせてみてください。

 

 

まとめ

回線速度は「Mbps」という単位で表示され、1秒間にどれぐらいのデータを受送信できるかを示しています。

インターネットを利用する場合、回線速度が30Mbps程度出ていれば、メールや動画視聴、ZoomやTeams等でのウェブ会議など大半のことは可能です。オンラインゲームは回線速度がかなり重要になるので、100Mbps以上出る環境を作っておきましょう。

 

回線速度が遅いと感じたときは、ルーターの設置場所を変える、ONUやルーターの電源を落として再起動するなどの方法を試してみてください。またIPv6通信に切り替えることで、回線が安定することもあります。どうしても改善されない場合はプロバイダの乗りかえを検討してみてください。

 

そこで、最後におすすめのプロバイダをご紹介します。

NTTドコモが運営する「ドコモ光」のプロバイダ「OCNインターネット」になります。OCNインターネットはIPoE(IPv4 over IPv6)接続を標準提供しているので回線が安定したインターネット環境を楽しむことができます。また、光回線の性能を活かせるWi-Fi 6対応の無線LANルーターも無償でレンタルが可能です。NTTドコモが運営するプロバイダなので、サポート品質も十分といえるでしょう。ぜひ、検討してみてください。

編集部

「gooネット回線についての総合情報サイト」の編集部です。 光回線の情報を中心に、お得な情報から光回線の基礎知識まで、幅広く情報をお届けいたします。