Wi-Fiルーターの選び方!光回線に最適なおすすめルーターとは

自宅でインターネット通信を行うためのWi-Fiルーターにはたくさんの種類があり、選ぶ際に困ってしまうかもしれません。どれも同じなのではと思っても、実は細かい違いがあり使い勝手を大きく左右することもあります。この記事では、光回線と合わせて利用するWi-Fiルーター選びで、何に注目すればいいかを解説します。

【初心者向け】Wi-Fiルーターの選び方

Wi-Fiルーターに詳しくない人の中には、Wi-Fiルーター選びにおいてどんなポイントを押さえればいいかわからない人もいると思います。そんなときは、「自宅の間取り」「通信規格」「アンテナの性能」「同時接続台数」の4つの点をチェックするのがおすすめです。それぞれについて詳しく解説します。

➀自宅の間取りで選ぶ

まず重要なのが、自宅の間取りに合ったWi-Fiルーターを選ぶことです。自宅の中に複数の部屋がある場合、Wi-Fiルーターを設置した場所から離れた部屋にはインターネットが届きづらくなります。Wi-Fiルーターが発する電波が弱いと、インターネットに接続できなかったり、通信が遅くなってしまったりすることがあります。周波数には5GHzと2.4GHzがあり、5GHzは安定しやすい代わりに家具などの障壁の影響を受けやすく、2.4GHzは広い範囲に届きます。周波数の種類によっては、家の間取りだけでなく、棚などの家具も障害物となり電波を弱めてしまう点にも注意しましょう。

➁通信規格で選ぶ

Wi-Fiの通信規格は全部で6種類あり、「IEEE802.11ac」のように「IEEE802.〇〇」と表記されます。このうち、5GHz帯で使うことができるのは「11ac」「11a」、2.4GHz帯では「11g」「11b」、「11n/a」「11n/g」はどちらの周波数でも使うことができます。この中で最も速いのは「11ac」ですが、障害物などに弱いという弱点があります。反対に「11b」や「11a」には、電波そのものは強くなくても広範囲に届きやすいという特徴があります。

③アンテナの性能で選ぶ

Wi-Fiルーターに接続されているアンテナは、1~8本で、本数が多ければ多いほど速度が速くなります。注意が必要なのは、Wi-Fiルーターにアンテナが8本あったとしても、通信を行うスマホにアンテナが2本しかなければ通信は2本分で行われるということです。「11ac」のWi-Fiルーターの場合、アンテナ1本:433Mbps、2本:866Mbps、3本:1,299Mbps、4本:1,733Mbpsとなっています。多くのスマホはアンテナ2本の最大866Mbps使用となっているため、Wi-Fiルーターもこれに合わせて購入するのがおすすめです。

④同時接続台数で選ぶ

1人暮らしか家族で住んでいるかによっても、Wi-Fiルーターの選び方は変わります。家族と住んでいる場合、同時接続台数の多いWi-Fiルーターを選ぶのも1つでしょう。1人暮らしでも、自分が一度にたくさんのデバイスを同時接続することがあるなら、一度に接続できる最大の台数を把握しておくことが大切です。

あると良い!Wi-Fiルーターの機能

Wi-Fiルーターの基本的な選び方の他に、搭載されていると便利な機能がいくつかあります。

➀ビームフォーミング機能

ビームフォーミング機能は、その名の通りビームのようにWi-Fiを飛ばす機能です。Wi-Fiルーターは通常、家の中の空間に対してまんべんなく電波を飛ばしています。範囲内であればどこでも接続ができるということになりますが、このビームフォーミング機能があれば端末に対してまっすぐに電波を飛ばすことができます。この機能があれば、ルーターから少し離れた位置にいても電波を拾うことができ、快適に通信を行うことができます。

➁メッシュWi-Fi

家の中に電波の届きにくい部分があるなどの問題を解決するために、複数のルーターを利用している場合、メッシュWi-Fiの機能を使うことでスムーズな通信が実現します。2台以上のルーターを家の中に設置している場合、「二重ルーター」状態になってしまい、通信が不安定になるなどの不具合が生じることがあります。これを回避することができるのが、メッシュWi-Fiです。メッシュWi-Fiを使うことで、「二重ルーター」となってお互いの通信を干渉するのではなく、家のどの部分からでもスムーズに通信ができる環境を作ってくれます。

③MU-MIMO

MU-MIMOは、ルーターのアンテナ数を増やして一度に通信できる能力をアップする機能です。通常のルーターの場合、複数台のデバイスを接続すると1台1台の通信の速度が低下してしまう傾向にありました。しかし、この機能が搭載されていれば、多くのデバイスを同時に安定した速度で利用することができます。家族利用など、たくさんのデバイスを接続する機会のある人におすすめの機能です。

IPoE対応のプロバイダとWi-Fiルーターがおすすめ

Wi-Fiルーターを選ぶ際に注目するべきその他にポイントとしては、IPoE接続に対応しているかどうかです。通常、光回線は通信速度が速く安定した接続ができますが、時間帯などによっては回線が混み合い、通信がスムーズにいかないことがあります。そのような事態にならないよう、混み合う時間帯でも安定した通信ができる仕組みがIPoE接続です。例えば、光回線「OCN 光」では、IPoE(IPv4 over IPv6)が標準搭載されており、特別な手続きをしなくても快適にインターネットを利用することが可能です。

まとめ

Wi-Fiルーターを選択するためにはまず、自分がどのような間取りの家に住み、何人で使用する予定であるかを想定することが大切です。スペックは高ければいいというわけではなく、状況に合っているものを選ぶことで安定した通信環境を作ることができます。Wi-Fiルーターの選び方には複数のチェックポイントがあるので、1つずつチェックして自分に合うものを見つけてくださいね。以上、Wi-Fiルーターの選び方でした。