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今さら聞けない、インターネットの光回線とは? 回線選びのポイントを解説

今さら聞けない、インターネットの光回線とは? 回線選びのポイントを解説

“インターネットは光の時代”とは、なんとなく知っているけれど、
「実際に自分がどんな回線を利用しているのか解らない」「光回線についてよく知らない」
「乗り換えたいけど面倒くさい」という人、多いのではないでしょうか?

 

もし、今お使いのインターネットが
・頻繁に繋がらなくなる
・遅くてイライラする
・料金が高い

などと感じているなら、インターネットの契約を見直すいい機会です。

 

本記事では、今さら聞けないインターネット光回線についてわかりやすく説明し、回線選びのポイントをお教えします。

 

インターネット回線の種類

現在の日本では、家やオフィスだけでなく、公共交通機関やレストラン、お店など、どこにいてもインターネットが繋がる環境にあります。
普段当たり前のように利用しているインターネットには、大きく分けて4つの種類があります。

 

光回線(FTTH)

「光回線」とは、光ファイバーケーブルを利用したインターネット通信網(速度:1Gbps前後)のことで、現在もっとも一般的なインターネット回線となっています。
光ケーブルは電磁ノイズの影響を受けないため、安定感が高く、高速で通信できるのが特長です。
自宅に光ケーブルを引き込み、無線LANルーターを設置すれば、Wi-Fiを利用して快適にインターネットや動画の視聴、音楽、オンラインゲームなどが楽しめます。

 

光回線のメリットは、

①通信速度が速い

光回線は、現在ある通信方法の中でも最も通信速度が速い回線です。これは、物理的な光ファイバーケーブルを通じてデータの送受信を行うため、無線通信を行うモバイルWi-Fiルーターやホームルーターなどのモバイル回線と違い、遮蔽物の影響を受けずにデータの送受信を直線的に行うことができるからです。

 

②通信が安定している

光回線は通信の安定性でも、モバイル回線より優れています。これは無線によるデータの送受信が関係しています。無線で電波を送受信するということは、途中に壁や仕切りなどの遮蔽物があった場合、通信が遮られてしまうことになります。さらに、電子レンジなどの電子機器が置いてある場合は互いに電波干渉しあう可能性もあるので通信状態が不安定になることもあります。

 

③利用が無制限

光回線は、基本的にデータ無制限で利用できますが一部、プロバイダによっては通信制限がかかるので注意が必要です。

 

関連記事:光回線にも通信制限がある?通信速度が遅いときの対処法

 

④光電話(固定電話)が使える

光電話とは、光回線を利用したIP電話になります。光電話のメリットとしては、電話回線に比べて基本料金が安いのと、電話番号の引き継ぎが可能なため、従来使用していた番号をそのまま使える点にあります。

 

という点です。

 

デメリットには、

①工事が必要な場合がある(すぐには使えない)

光回線は、光ファイバーケーブルを自宅に引く必要があるため、まだ光回線の工事が済んでいない物件に住んでいる、若しくは引っ越す場合は工事が必要になります。また、工事の実施にも日数を要するので、すぐにインターネットを使いたい場合は、モバイル回線を使うなど、一時的な代替手段を準備しておく必要があります。

 

②月額利用料が高め

光回線は、光ファイバーケーブルを敷設するために多くのコストがかかっており、テレビ回線を利用できるCATVや既に普及しているモバイル回線に比べて初期費用や月額料金のトータルコストが比較的高めになります。

 

③引っ越しの際に手間がかかる

先述の通り、光回線は工事が必要な場合があるので、引っ越し先で光回線を導入する際にマンションの管理人やアパートの大家との交渉が発生する可能性があります。

 

などが挙げられます。

 

モバイル回線(BWA)

「モバイル回線」とは、4G/5Gを利用したインターネット通信網(通信速度:550Mbps前後)のこと。
持ち運び可能な、ポケットサイズの通信端末である「モバイルWi-Fiルーター」を使ってインターネットに接続します。

外出時などにどこへでも持ち運んで利用できますが、基地局から発信される電波を利用してインターネットに接続するため、場所や時間帯によっては通信速度が安定しないこともあります。
光回線と比べて通信速度は劣りますが、持ち運びができる便利さと、工事不要ですぐに利用できる手軽さが魅力です。

 

関連記事:モバイルWi-Fi ルーターのメリット・デメリットとは?おすすめ3選を紹介!

 

ケーブルテレビ(CATV)

「ケーブルテレビ」とは、テレビ回線を利用したインターネット通信網(通信速度:320Mbps前後)です。

全国規模のケーブルテレビや、地方限定のローカルケーブルテレビなどがあります。
インターネットの利用料は安い場合が多いですが、通信速度に関しては光回線に大きく劣るという点を理解しておく必要があります。

 

電話回線(ADSL/ISDN)

「電話回線」とは、地中に埋められた電話線(メタルケーブル)を利用したインターネット通信網(通訊速度: 50Mbps前後)のことです。
2000年代はじめ頃までは、「電話回線」がインターネット回線の主流でした。
より高速で安定した回線が登場し、普及するにつれてその役割を終えつつあり、ADSLは2024年3月末をもってサービスが終了します。

 

関連記事:ADSLはサービス終了!他回線のメリットと乗り換え先の選び方

 

光回線をマンションやアパートで使うには

現在の主流となっている光回線は、通信速度が速くて安定している点が最大の魅力です。
しかし、先ほど紹介したように、光回線は申し込んですぐに使えるというわけではありません。
なぜなら、肝心な「光ファイバーケーブル」を自宅に引いてもらう必要があるからです。
自宅がマンションや集合住宅の場合は、建物が光回線に対応しているかを確認する必要があります。

 

関連記事:マンションに光回線が工事済みか確認する方法!工事済みのメリットもご紹介

 

マンション・アパートは光回線対応か確認してみよう

自宅マンションが光回線対応済みかどうかは、不動産会社や管理会社に確認しましょう。
賃貸物件情報には、下記のようにインターネットに関する項目が書かれていることもあります。

記載項目 インターネット環境
インターネット完備 回線業者・プロバイダと契約済。
→すぐにインターネットが利用可能
インターネット対応 共用スペースまでの回線工事済。
→部屋へ回線を引き込む工事とプロバイダ契約が必要
インターネット非対応 建物自体に回線が通っていない。
→光回線の一戸建てプランかモバイル回線を選ぶ必要がある

光回線の工事が必要な場合

光回線が導入されていない場合は、大家さんや管理会社に相談して光回線導入の許可を得なければいけません。

マンションの共用スペースに、光回線を引き込んで各戸に分配する「共同利用方式」の工事は大掛かりなものとなるので、貸主や管理会社の全面的な協力が必要となります。
「共同利用方式」が難しい場合は、マンションタイプよりも月額料金は高くなりますが、戸建てタイプのコースを利用するという方法があります。
戸建てコースを選ぶ場合でも、外部から建物に回線を導入する際に穴を開ける工事が必要となるので、大家さんや管理会社の許可は必須です。

 

関連記事:光回線工事費用はどのくらい?平均額と費用面での注意点、工事の流れなども解説

 

光回線選び4つのポイント

光回線で快適なインターネット環境を、できるだけ安く利用するには、何を基準に選べばいいのでしょうか。
光回線を選ぶ際には、下記の4つのポイントを押さえておきましょう。

 

月額料金

毎月必ず請求される月額料金は、一番に気にしたいところ。
戸建てタイプの月額料金相場は5,000円~6,000円前後、マンションタイプの場合は4,000円~5,000円前後となっている会社が多いです。

 

キャンペーンや割引、特典

月額料金だけでなく、各社が行っているキャンペーンや特典のチェックも忘れずに。月額料金の割引やキャッシュバックを行なっていることもあるので、それらを踏まえて実質月額料金を比較するようにしましょう。

また、お使いのスマホとのセット割を利用すれば、さらにお得に利用できる場合もあります。
スマホ代、インターネット代ともに割引になれば、必要な固定費が抑えられるので大きな節約となるはずです。

 

通信速度と通信の安定性

料金ばかりを気にしていると、通信速度が遅かったり、通信の安定性が悪かったりと、後悔する可能性があるので、必ず通信速度と通信の安定性のチェックをしておきましょう。
通信速度と通信の安定性が優れない場合、インターネットを利用中に映像や音声が途切れてしまい、快適どころかストレスになりかねません。

料金を比較する際には、通信速度と通信の安定性も併せて比較することが重要です。

 

提供エリア

光回線は、お住まいのエリアや建物によっては、そもそも利用できない会社もあります。
そこで、全国対応している光回線(光コラボレーションモデル)から選ぶのがおすすめです。
光コラボレーション(以下、光コラボ)であればNTT東日本・西日本の回線を利用しているので、全国ほぼどこでも使用でき、転勤が頻繁にあるような人でも安心して利用できます。

 

安くておすすめの光回線

「ドコモ光」は、NTT東日本・西日本が提供する回線を利用する光コラボ回線で、質の高い回線と通信速度の速さが売りです。
戸建タイプは月額料金5,720円(税込)、マンションタイプは4,400円(税込)で、快適にインターネットを利用できます。

「月額料金」「通信速度」「充実した特典」「提供エリア」という4つのチェックポイントから総合的に判断すると、ドコモ光はもっともおすすめできる光回線と言えるでしょう。

そして、光回線を通じてインターネット接続をするためにはプロバイダとの契約も必要になります。NTTドコモを運営元として一貫させるならドコモ光のプロバイダである「OCNインターネット」を選択するのがよいでしょう。

 

「OCN インターネット」では、次世代Wi-Fi規格「Wi-Fi 6」対応ルーター(WX3000HP2)がレンタルできますので、詳細はWi-Fiルーターレンタルサービスのページでご確認ください。

また、OCNのメリットとしては、IPoE(IPv4 over IPv6)接続を無料で標準提供しているため、回線も安定し通信速度も速いのが特徴です。

さらに、「OCN開通とことんサポート」では、経験豊富な専門スタッフがご自宅に訪問し、インターネット接続設定など、無料のサポートをご用意しています!(初回のみ無料)

ドコモ光 × 「OCN インターネット」にご興味がある方は公式ページで確認してみてください。

まとめ

快適にインターネットを利用するには、通信速度が速く、安定している光回線がおすすめです。
光回線の利用には工事が必要な場合もあり、ややハードルが高く感じるかもしれませんが、工事が可能であれば、他のどの回線よりも快適にインターネットを利用できることはお墨付きです。
契約の際には、料金だけでなく通信速度や全国対応しているか、どのようなキャンペーンを行っているかなどをしっかりチェックしたうえで、検討するようにしましょう。

編集部

「gooネット回線についての総合情報サイト」の編集部です。 光回線やプロバイダ、Wi-Fiルーターなどネット回線にまつわる情報を幅広く発信しています。みなさまのお役に立てれば幸いです。