
OCNやOCN 光についてネットで調べていると、「OCN 光 with フレッツ」というサービスを目の当たりにした方も多いのではないでしょうか?
「OCN 光」と「OCN 光 with フレッツ」はどちらも大手プロバイダであるOCNが提供する光回線サービスなのですが、イマイチ違いが分かりづらいですよね。
そこで、この記事では「OCN 光 with フレッツ」についての基本情報や「OCN 光」との違いについて詳しく解説していきたいと思います。OCNの光回線を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
OCN 光 with フレッツとは、光回線サービスの「フレッツ光」とOCNプロバイダをそれぞれ別に契約する光回線サービスのことです。
※いわゆる「OCN+フレッツ光」という状態になり、フレッツ光の月額料金に加え、OCNプロバイダの料金も支払う必要があります。
一般的に、フレッツ光のような光回線と、接続に必要なプロバイダの2つを契約しなければインターネットは利用できません。しかし、最近では光回線とプロバイダが一体型となった「光コラボレーション」というサービスが普及してきています。
※初期費用・月額費用(OCN利用料/フレッツ光利用料)を合わせて料金請求・収納業務を担うグループ会社であるNTTファイナンスからの請求となります。
(お客さまのご希望により、OCN利用料とフレッツ光利用料を分けてお支払いいただくことも可能とのことです)。
光回線・プロバイダの2つと契約する「OCN 光 with フレッツ」と光コラボである「OCN 光」の一番の違いは月額利用料です。それでは、さっそく具体的な内容を見ていきましょう。
「OCN 光 with フレッツ」では、光回線はNTT東日本もしくはNTT西日本と契約し、プロバイダはOCNと契約します。
それに対し「OCN 光」は、光回線とプロバイダがセットになっているのでOCNとだけ契約すればいいのです。
そのため、月額利用料に違いがあるということを頭に入れときましょう。
■OCN 光 with フレッツ:光回線月額利用料+プロバイダ月額利用料
■OCN 光:OCN 光の月額利用料
【OCN 光 with フレッツの月額利用料】
OCN月額利用料 | フレッツ光月額利用料 | 合計 | |
---|---|---|---|
ファミリータイプ (戸建て向け) |
1,100円 | 4,300円~5,000円 | 5,400円~6,100円 |
マンションタイプ (集合住宅向け) |
650円~900円 | 2,750円~4,250円 | 3,400円~5,150円 |
※税込価格
【OCN 光の月額利用料】
月額利用料 | |
---|---|
ファミリータイプ(戸建て向け) | 5,610円 |
マンションタイプ(集合住宅向け) | 3,960円 |
※税込価格
※新2年自動更新型割引
上の表を見て分かるとおり、「OCN 光 with フレッツ」よりも「OCN 光」のほうが、月額利用料が安くなるという違いがあります。
通信速度に関しては「OCN 光 with フレッツ」「OCN 光」ともに、最大1Gbpsと大きな違いはほとんどありません。
しかし、「OCN 光 with フレッツ」には1Gbps・100Mbps・200Mbpsの3つのプランがあり、プランに応じて通信速度が異なるので注意しましょう。
通信速度を落とすと月額利用料も安くなるのですが、快適にインターネットを利用するなら1Gbpsのプランがおすすめです。
続いてはOCN 光 with フレッツの申し込み方についてご紹介します。
申し込みのパターンは2つあります。
A.引っ越し先ですぐ使いたい
B.今の住居で使いたい(フレッツ光以外orフレッツ光をご利用中の方)
それぞれのお申込み方や使えるまでの期間を見ていきましょう。
OCN 光 with フレッツを引っ越してすぐに利用したい場合は、申し込み手続きを1~2か月前に始めておきましょう。早めに動いておくほうがスムーズに回線を開通できます。
また現在使用しているプロバイダを解約する場合は、早めにしておくことがおすすめです。解約のタイミングが悪いと料金が発生してしまうので、調べておきましょう。
①まずWEBからOCN 光 with フレッツへ入会手続きをします。
②1週間程でOCN会員登録証(OCN認証ID、パスワード)やインターネットの利用方法が指定した住所に郵送されます。
③ステップ①にて指定した日時に、NTTより電話で連絡がきます。ここで申し込み内容の確認に合わせて、開通工事日程(土日可)等の設定を行います。
④開通工事日の前日までに各種案内(マニュアル、フレッツ接続ツール等)が郵送で届きます。
⑤ステップ②にて設定した開通工事日に回線終端装置を取り付けます。基本的に立ち合いが必要で、約30分の時間を要します。
もし引っ越し前で立ち合いができない場合は、ご家族や管理人の方に代わってもらうことも可能です。
⑥ステップ②にて届いたインターネットのご利用方法を参考に、自分で設定を行います。OCN会員登録証、接続に必要な機器、ステップ②や④にて届いた書類を用意しておきましょう。
今の住居でフレッツ光以外を利用しており、OCN 光 with フレッツを新たに利用したい場合は、ほとんどAのステップ①~⑥と同じ申し込み方です。
早ければ1週間程度で利用できるようになります。
現在は他社のプロバイダでフレッツ光を利用しており、OCN 光 with フレッツに乗り換えたい場合は、少しステップが変わります。
①まずWEBからOCN 光 with フレッツへ入会手続きをします。
―現在NTT東日本のフレッツ光の場合:開通時にNTT東日本より郵送された「開通のご案内」にてお客様ID確認
―現在NTT西日本のフレッツ光の場合:開通時にNTT西日本より郵送された「お申し込み内容のご案内」にて回線ID(L)の確認
②1週間程でOCN会員登録証(OCN認証ID、パスワード)やOCN設定ガイドが郵送されます。
③NTTの回線担当者より、乗り換え手続き・工事の案内電話が来ます。
④契約者本人が現在契約しているプロバイダをOCN申し込み月内に解約。
解約の際は、発生する料金やその後フレッツ光をいつまで利用できるか確認しておきましょう。フレッツ光回線契約は解除しないように気を付けてください。
⑤OCNサービスへの設定変更を行います。
アカウント情報をOCNの認証ID と認証パスワードに変更したら完了です。
旧プロバイダの解約タイミングを調整すれば、インターネットが使えない期間は基本的にありません。
また乗り換え月に旧プロバイダ解約とOCN入会をすることで、料金を2つのプロバイダへ支払うこともありません。
自分で行う設定もありますが、困ったときは電話のサポートサービスで解決できますよ。
是非この機会にOCN 光 with フレッツの利用を検討してみてください。
「OCN 光 with フレッツ」と「OCN 光」の選択によっては、OCNが提供するオプションサービスで利用できるものできないものが分かれてきますので、ご注意下さい。
そこで、これから契約する方が知っておきたいおすすめのオプションサービスを2つご紹介したいと思います。
2021年6月より提供開始されたOCNの最上位インターネットサービス「IPoEアドバンス」。
OCN 光で標準提供されているIPoE(IPv4 over IPv6)にIPoEアドバンスをプラスすることで、ラグが少なく安定したインターネット回線を利用することができます。
テレワークやゲーム、動画視聴などにも最適なオプションサービスとなっています。
こちらのオプションですが、定期的にキャンペーンを実施しているので、興味がある方は公式ページをチェックしてみてください。
50ch以上が見放題のひかりTVですが、OCNの「ひかりTV 割引パック」なら最大2か月間の月額利用料が無料、その後月額1,650円~(税込)となっています。
家族で楽しみたい方や専門チャンネルを見たい方にはおすすめのオプションサービスです。
「OCN 光 with フレッツ」や「OCN 光」を引っ越し先でも利用したい場合は、新しい住所が決まり次第すぐに引っ越し手続きを行いましょう。
手続き自体はそこまで面倒なモノではないので、後回しにせず早めに対応することをおすすめします。
入会時に送付されたOCN会員登録証(お申込内容のご案内)またはマイページにて、現在の契約プランを確認します。
現在の契約プランを引っ越し先でも利用するための手続きやお得な特典などを案内してもらえます。
また、引っ越し先でプランを変更したい場合などは別途問い合わせが必要になります。
諸々手続きを済ませたら、引っ越し先で回線工事を行って完了です。
「OCN 光 with フレッツ」から「OCN 光」へ乗り換えたい方は、転用手続きを行う必要があります。
転用とは、光回線の設備はそのままで、フレッツ光からOCN 光に乗り換えることを言います。
OCN 光 with フレッツからOCN 光への転用であれば、基本的に開通工事の必要はなく、工事費もかかりません。
※また、2年契約などで期間が残っていても、違約金などの発生はないので安心です。
一点、注意が必要なのは、転用の際に回線の種類や最大通信速度を変更すると7,600円(税抜)の工事費がかかることです。
転用手続きをする前に、費用が発生する条件などを確認するようにしましょう。
※OCN 光 with フレッツ、OCN 光「フレッツ」から「OCN 光」への転用にあたっては、フレッツ光およびOCNの違約金は発生しません。
ただし、OCN以外のインターネット接続サービスをご利用の場合は、各社が定める違約金が発生する場合があります。
OCN 光 with フレッツはどちらかと言うと、個人ではなく法人向けのサービスで昔からのユーザー様の利用が多い回線です。
そのため、今後、光回線を検討される場合は、契約時の工数や月額利用料、キャンペーンなどを考慮すると、断然光回線とプロバイダが一体型となった「光コラボレーション」の「OCN 光」のほうがおすすめです。