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光回線は「無線」と「有線」どっちが良い?メリット・デメリットを解説

光回線は「無線」と「有線」どっちが良い?メリット・デメリットを解説

インターネットを利用する上で、パソコンやスマホなどの接続端末と光回線を「有線」で接続するのが良いか、それとも「無線」で接続するのが良いか、疑問に思われる方もいるのではないでしょうか。

 

光回線はモバイル回線と違い、光ファイバーケーブルを住居まで引いて接続する固定回線です。そのため「有線」接続をイメージされる方もいるかもしれませんが、Wi-Fiルーターを通じて「無線」で接続することも可能です。

 

「無線」か「有線」かは、それぞれメリット・デメリットがありますので、利用用途に応じてどちらが良いか参考にしてみてください。

 

【この記事のポイント】

  • 無線接続・有線接続のメリット・デメリット
  • 光回線の性能を活かせるおすすめの回線事業者

 

光回線を無線接続するメリット

光回線を無線接続するメリットは次の通りです。

  • 移動範囲が広がる
  • 接続端末が増える
  • データの転送や共有が便利
  • 部屋のレイアウトの自由度が高い
  • 配線がスッキリする

 

メリット1.移動範囲が広がる

Wi-Fiルーターを通して無線接続することで、スマホやパソコンなどの端末を自由に移動して利用することができます。

 

Wi-Fiの電波が届く範囲であれば、自由に端末を移動できるので好きな場所でインターネットを楽しむことができます。

 

メリット2.接続端末が増える

無線接続であれば、ルーターのLANポート数の制限を受けないため接続端末数を増やすことができます。

 

たとえば、家族3人でそれぞれスマホとパソコンを同時に利用すると6台分の同時接続が発生しますが、無線接続であれば問題ありません。

 

メリット3.データの転送や共有が便利

自宅内でスマホやパソコン間でメールやファイルのやりとりをする場合、無線接続であればUSBメモリを経由せずとも、かんたんにデータを連携することができます。

 

また、プリンターが離れた場所にあってもデータ転送ができますので印刷もかんたんになります。ほかに、iPhoneのOSアップデートも基本的にWi-Fiでの無線接続を前提としています。

 

メリット4.部屋のレイアウトの自由度が高い

光回線の場合、光コンセントが設置されている場所を起点にデータ通信が行われます。無線接続であれば、Wi-Fiルーターを通じて電波が拡散されるので、スマホやパソコンなど、接続端末の配置場所が制限されません。

 

また、部屋のリビングにプリンターを置いて家族で共有したいなど、レイアウトを自由に決めることができます。

 

メリット5.配線がスッキリする

有線接続の場合、接続端末の数だけLANケーブルの配線が増えます。そのため、接続端末を配置したデスク周りがLANケーブルの配線で雑多になります。

 

LANケーブルは時間の経過とともに劣化しますし、劣化にともない通信状態が不安定になることもあります。無線接続であれば、これらの心配がありません。

 

光回線を無線接続するデメリット

光回線を無線接続するデメリットは次の通りです。

  • 通信速度の制約
  • 回線が不安定になることがある
  • セキュリティのリスク

 

デメリット1.通信速度の制約

光回線は光ファイバーケーブルを通じてデータ伝送を行う固定回線です。そのため、物理的なケーブルを使用して直接的な信号経路で接続端末とデータのやりとりを行うのがもっとも通信速度が速くなります。

 

無線接続は、Wi-Fiルーターを通じて電波が拡散されますので、接続端末との間に家電製品や遮蔽物がある場合、信号経路が遮られ通信速度が遅くなることがあります。

 

デメリット2.回線が不安定になることがある

無線接続は、電波の拡散によって接続端末とデータのやりとりを行うのでWi-Fiルーターの設置場所によっては回線が不安定になることがあります。

 

たとえば、Wi-Fi電波の周波数帯が2.4Ghzであれば、周囲に家電製品などがあると電波干渉が起こることがあり、5Ghzであれば、ドアや壁などの遮蔽物に電波経路が遮られてしまうことがあります。

 

Wi-Fiルーターのベストな置き場所は下記の記事を参考にしてみてください。

関連記事:Wi-Fiルーターの置き場所は?自宅でのベスポジやNG場所、おしゃれな置き方も!

 

デメリット3.セキュリティのリスク

有線接続の場合、データの送受信が物理的なケーブルの範囲で行われるため、電波の悪用などの心配がありません。

 

これに対して無線接続の場合、電波の傍受が可能なのでデータの暗号化などセキュリティ対策が必要になります。たとえば、フリーWi-Fiは誰にでも開放されているので不正アクセスのリスクがあるなど利用には注意が必要です。

 

光回線を有線接続するメリット

ここまで、光回線の無線接続についてメリット・デメリットをみてきました。これに対して、有線接続の場合はどうでしょうか。そこで、次に有線接続のメリット・デメリットをみていきます。

 

光回線を有線接続するメリットは次の通りです。

  • 通信速度が速くなる
  • 10Gbps回線を利用できる
  • 回線が安定する
  • セキュリティの安全性が高い

 

メリット1通信速度が速くなる

有線接続の最大のメリットは、通信速度が速くなることです。これは、無線接続では信号が空間を伝番するため、電波の干渉などの影響を受ける可能性があるのに対して、有線接続では電波干渉を受けずに信号の経路が直接的だからです。

 

では、無線接続と有線接続でどのくらいの差があるのか、実際の通信速度で比較して見ましょう。

光回線 有線接続
通信速度
(下り)
有線接続
通信速度
(上り)
無線接続
通信速度
(下り)
無線接続
通信速度
(上り)
ドコモ光 368.85Mbps 449.88Mbps 263.07Mbps 322.33Mbps
ビッグローブ光 387.93Mbps 454.1Mbps 249.18Mbps 307.99Mbps
楽天
ひかり
237.61Mbps 270.48Mbps 190.3Mbps 231.08Mbps

※参照:みんなのネット回線速度

※2024年9月現在、直近3カ月間のデータ

※PPPoE方式・IPoE方式の両方を合わせた数値

 

上の表を見て分かるとおり、無線接続の通信速度(下り)が200Mbps前後に対し、有線接続の通信速度(下り)は300Mbps以上の速度を計測している回線事業者もあり、速くなっているのが分かります。

 

メリット2.10Gbps回線を利用できる

光回線サービスは1Gbpsが主流ですが、さらに10倍速の10Gbpsサービスもでてきています。まだ、提供エリアは一部に限られますが、年々、その範囲は拡大しており10Gbps時代の到来を感じさせます。

 

高速通信の10Gbpsですが、現状、一部のハイスペックルーターで有線接続にて設定が可能です。たとえば、ドコモ光のプロバイダ「OCN インターネット」では、10ギガご利用者にTP-Link Archer BE805を優待価格24,980円(税込)、バッファロー WXR-6000AX12P/Dを8,980円(税込)で購入可能な特典があります。

 

どちらもハイスペックなルーターで、通常(2024年8月29日時点 OCN オンラインショップでの販売価格)であれば、それぞれ50,292円(税込)、31,980円(税込)で販売されているので、価格差を考えると非常におトクなのではないでしょうか。

 

当ルーターには、10Gbps回線用のLANポートが付いてますので有線接続のメリットを活かすのであれば、検討してみてはいかがでしょうか。

 

関連記事:光回線 10ギガはどこで使えるの?ドコモ光 10ギガ提供エリアは拡大中

 

メリット3.回線が安定する

有線接続は直接LANケーブルを繋げるため、電波が障害物などに遮断されることなく、回線が安定しているのが特徴です。

 

また、電波干渉やノイズの影響も受けにくく、快適にインターネットを利用することができます。回線の質を高めたい方には、有線接続がおすすめと言えるでしょう。

 

とくにリモートワーク中心で働かれている方は、重要な会議の直前でWi-Fiの電波が不安定になり、ネットとの接続が途切れる「インターネットなし」の状態になると、かなり焦るのではないでしょうか。

 

このような場面を想定して、事前に有線接続の手段としてLANケーブルを備えておくと安心です。

 

関連記事:Wi-Fiの「インターネットなし」を解決!表示の原因と対処法を解説!

 

メリット4.セキュリティの安全性が高い

有線接続は無線接続よりもセキュリティが高いとされています。

 

これはデータの送受信に物理的なケーブルを利用しているため、物理的な接続がなければデータへのアクセスは難しいからです。

 

光回線を有線接続するデメリット

通信速度の速さや回線の安定性など、有線接続には多くのメリットがありますが、もちろん、デメリットもあります。

 

光回線を有線接続するデメリットは次の通りです。

  • 端末の移動がしづらい
  • 配線が多くなる
  • ケーブルのメンテナンスが必要

 

デメリット1.端末の移動がしづらい

有線接続は、LANケーブルをパソコンなどの端末につなげて利用します。そのため、LANケーブルの範囲内しか移動することができず、移動できてもケーブルが伸びしてしまい、作業の妨げになることがあります。

 

作業場所を移動する可能性があるなら、無線接続のほうが動きやすく利便性は高いと言えます。

 

デメリット2.配線が多くなる

有線接続は、LANケーブルを使用する接続方法です。そのため、無線接続に比べて配線が多くなり、デスク周りの整理整頓が大変になります。また、ケーブルなどは引っかかってしまう恐れもあるので注意が必要です。

 

デメリット3.ケーブルのメンテナンスが必要

有線接続の場合、ケーブルが損傷したり接続が不完全だと通信が不安定になることがあります。そのため、ケーブルの適切な管理や保守が必要になります。

 

無線接続のデメリットをカバーできる、おすすめの光回線

ここまで、無線接続と有線接続のメリット・デメリットをみてきましたが、端末移動について空間の制約を受けない無線接続のメリットが実用的には大きいのではないでしょうか。

 

ただし、気になるのはそのデメリットです。デメリットさえカバーできれば無線接続を利用したいところです。

 

そこで、おすすめの光回線がドコモ光になります。光回線のNo.1シェア(※)を誇り、安定と信頼性に定評があります。

 

そして、ドコモ光のプロバイダである「OCNインターネット」では、IPoE方式(IPv4 over IPv6)のインターネット接続を標準提供しており、セットで高性能Wi-Fi 6対応ルーター TP-Link Archer AX80、NEC Aterm WX3000HP2を無償レンタルすることが可能です。

 

次世代の通信方式で回線混雑を軽減し、さらに高性能なWi-Fiルーターとセットで利用することで、デメリットであった回線速度と安定性の問題をカバーすることが可能です

 

さらに、セキュリティに関しても、総合セキュリティ対策ソフト(12ヵ月無料)が付属してきますので、万全といえるでしょう。

 

※参照:総務省 電気通信事業分野における市場検証(令和3年度) 年次レポート

関連記事:OCNとは?OCN インターネットのメリット・デメリット

 

まとめ

光回線は有線接続のイメージが強いかもしれませんが、今では無線接続でも不自由なくインターネットを利用することができます。

 

有線接続、無線接続には、それぞれメリット・デメリットがあるので、自分の状況に合わせた接続方法を選択するようにしましょう。

 

光回線には数多くの種類がありますが、おすすめは無線接続でも通信速度が速いドコモ光の「OCN インターネット」です。IPoE(IPv4 over IPv6)接続を最大限に活かすために、IPoE(IPv4 over IPv6)に対応したWi-Fiルーターを設置するようにしましょう。

 

この記事が少しでも参考になれば幸いです。

編集部

「gooネット回線についての総合情報サイト」の編集部です。 光回線やプロバイダ、Wi-Fiルーターなどネット回線にまつわる情報を幅広く発信しています。みなさまのお役に立てれば幸いです。