
光回線は、光ファイバーケーブルを利用してデータの送受信を行うため、通信速度が速く安定性も高いという特徴があります。
現在ある通信方法の中で最も通信が速く、オンラインゲームやビデオ通話などの通信容量の大きい用途でも、途切れることなく通信ができます。
光回線は、基本的に通信制限がなく、必要なときに必要なだけ思いっきり通信を楽しめる通信方法です(※二段階定額プランを提供している光回線もある)。
しかし、光回線を利用していても通信速度が遅くなってしまうことがあります。
この記事では、光回線には通信制限があるのか、通信速度が遅くなってしまったときの対処法について紹介します。
【この記事のポイント】
通信制限とは、月ごと(もしくは数日間ごと)に通信できる容量の限界値があらかじめ設定されていることを指します。
光回線は完全無制限で利用できると思っている方も多いと思いますが、中には通信制限を設けているサービスもあります。
光回線には、基本的には通信制限はありません。
通信速度が速い上に、通信量を気にせずにインターネット利用ができるため、オンラインゲームなど通信容量の大きい利用を継続的に行っても問題ありません。
しかし、光回線を利用するために必要なプロバイダの種類によっては、通信制限を設けていることがあります。
プロバイダにおける通信制限は、「一日の通信量が30Gbpsを超過した場合(※参照:KDDI光ファイバーサービス「auひかり」における大量データ送信制限の開始について)」に発生するなど、かなりの通信量を使用しない限り起こりません。
普段よりもスマホやパソコンの通信量が多かったとしても、並大抵のことではこの数値を上回らないと言えます。
この光回線の通信制限は、あまりに膨大な通信量に対してのみ課せられるため、一般的には「通信無制限」という認識でサービスが提供されています。
光回線の通信制限に関しては、明確な上限の数字が提示されていないことが多いですが、「1日30GB以上の上り通信」や「直近3日間で150GB以上の上り通信(※参照:ピカラ光)」などが目安として挙げられています。
30GBの通信とは、800kbpsでmp4形式の動画をアップロードする場合、90時間分に相当します。
一方、「OCN 光」のように、1日30GBという通信制限を撤廃した光回線サービスもあります。(※参照:インターネットを快適にご利用いただくための取り組み)
複数のデバイスをつないで通信量の多い作業を並行して行う人は、万が一に備えて通信制限のない「OCN 光」などのサービスを選択すると安心です。
光回線において通信制限がかかっているかどうかを確認する方法は、現状ありません。
スマホやモバイルWi-Fiルーターの場合、数値として制限がかかっていることが表示されますが、光回線の場合は特に表示する機能がないためです。
混雑しやすい時間帯には、通信が遅くなる可能性が考えられるので、それ以外の時間帯で使用してみてそれでも通信が遅ければ、制限がかかっていることが考えられます。
より詳細をチェックしたい人は、通信速度計測サービスを通じて確認してみてください。
このように、多くの光回線には事実上の通信制限があります。
「OCN 光」のように、通信制限のない光回線を使わない限り、制限に達してしまうと通信速度が遅くなってしまいます。
しかし、光回線が遅くなる原因は、通信制限だけではありません。
通信が遅いと感じたら、通信制限以外の原因を探ることも重要です。
光回線は、光ファイバーケーブルを使ってデータの送受信を行うために通信速度が速い方法ですが、回線が混雑していると速度に影響を及ぼすことがあります。
通信回線は、他の人と共用するものなので、土日など学校や会社が休みの場合に利用者が増えます。
他にも、平日の20時から24時までの間はネットを利用する人が増えるため、一般的に回線が混みやすい時間となります。
これらの時間に通信量の大きい作業を行うと通常より時間がかかってしまうため、動画やゲームをダウンロードする場合は、これ以外の時間を利用しましょう。
光回線が遅くなる理由は、回線の混雑の他に端末自体の問題が発生していることが考えられます。
光回線のルーターやLANケーブルは、ほこりなどの外的要因によってダメージを受けると、通信に影響が出てしまうという特徴があります。
単純に端末の調子が悪いだけの可能性もあるので、ルーターの作動が不自然だと感じた場合は、再起動して様子を伺ってみましょう。
明らかに通信に問題が発生している場合は、プロバイダを変更したり、ルーターを買い替えたりする必要があります。
それでも通信が安定しない場合、思い切って他の光回線への切り替えを検討した方がいいかもしれません。
光回線の中には、「乗り換えキャンペーン」など他の光回線からの乗り換えをサポートするキャンペーンを行っているところもあります。
すでに光回線を自宅に開通している場合、工事にかかる時間も費用も抑えることができるのもポイントです。
「通信制限を気にせず、光回線を思いきり快適に使いたい」
「通信速度が速く、サクサク動く光回線を使いたい」
という人には、「OCN 光」がおすすめです。
OCN 光には通信制限がありません。
かつては1日30GBという通信制限がありましたが、2016年6月に撤廃しています。(※参照:インターネットを快適にご利用いただくための取り組み)
そのため、
「パソコン、スマホ、オンラインゲームなど、複数デバイスを同時に使いたい」
「家族で使いたい」
という人も、通信制限を気にせず利用できます。
OCN 光は、混雑しにくいIPoE方式(IPv4 over IPv6)のインターネット接続が無料で標準装備されています。
混雑する時間帯での通信を分散してくれるため、速度が落ちることなく、安定した通信が可能です。
さらに快適な通信環境を追求したい人には、「IPoEアドバンス」というオプションサービスも提供されています。
「IPoEアドバンス」専用の広帯域ネットワークにより、通信遅延・途切れ・映像の乱れが改善。
通信量が多く、ちょっとしたラグが致命的になるオンラインゲームやeスポーツはもちろん、重要なウェブ会議、オンライン授業、オンラインセミナー受講なども、ラグなく快適に通信できます。
「IPoEアドバンス」は、月額1,848円(税込)で利用できるオプションサービスです。
OCN 光の魅力は、通信制限がなく高速・安定した通信環境が、安い料金で使えることです。
【おもな光回線の月額料金比較】
戸建てタイプ | マンションタイプ | |
OCN 光 | 5,610円 | 3,960円 |
フレッツ光(NTT東日本) | 5,720円+プロバイダ料金 | 3,135円~+プロバイダ料金 |
フレッツ光(NTT西日本) | 5,940円+プロバイダ料金 | 3,520円+プロバイダ料金 |
SoftBank 光 | 5,720円 | 4,180円 |
ドコモ光 | 5,720円 | 4,400円 |
ビッグローブ光 | 5,478円 | 4,378円 |
※税込価格
※OCN 光は新2年自動更新型割引を適用
※フレッツ光 東日本は「フレッツ光ネクスト ファミリー・ハイスピードタイプ/ファミリータイプ」の月額料金
※フレッツ光 西日本は「フレッツ光ネクスト マンション・スーパーハイスピードタイプ 隼」の月額料金
マンションタイプであれば、料金は月々3,000円代から、通信制限のない快適な光回線が使えるのは嬉しいですよね。
光回線は、基本的には通信制限がないことになっています。
しかし、一部の光回線には1日当たりの最大通信量の目安が設定されており、それを超過した場合速度制限が発生します。
容量の多い通信を継続的に行う人は、通信量の心配をせずに利用できる「OCN 光」などの光回線を選ぶのがおすすめです。
速度制限以外にも、回線の混雑や端末の不具合など、原因はいつくか想定されます。
ストレスなくインターネット環境を楽しむために、速度が落ちていることの原因を見つけ、改善を目指しましょう。