SoftBank光が繋がらない原因は?問題ごとの対処法を徹底解説!
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SoftBank光が繋がらない原因は?問題ごとの対処法を徹底解説!
ソフトバンクのスマホユーザーは、セット割引を利用するために、自宅のインターネット回線もSoftBank光を利用している方が多いようです。しかし、SoftBank光は利用者が多いのでつながりづらい、速度が遅いという不満もよく聞かれます。
この記事では、SoftBank光がつながりいくい原因と、その対処方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
SoftBank光とは?
SoftBank光はソフトバンク株式会社が提供する光コラボレーションモデルです。光コラボレーションモデルとは、「NTT東日本」「NTT西日本」のフレッツ光の回線を借り受けた事業者が、光回線と、事業者独自のサービスを組み合わせて提供するサービスです。
光回線とプロバイダをまとめて契約でき、独自の割引などもあって、人気の高いサービスとなっています。
関連記事:光コラボとは?光回線の選びかたとおすすめポイントを解説!
ソフトバンク、ワイモバイルのスマホとのセット割(おうち割)がある
SoftBank光の一番の強みは、ソフトバンクやワイモバイルのユーザー向けに、スマホとのセット割(おうち割)があることです。
おうち割の条件で「おうち割必須オプション」に加入が必要
おうち割を利用するには、ソフトバンクが指定する、「おうち割光セット」オプションパックへの加入が条件です。
おうち割必須オプションは下記の1~3がセットになっており、月額基本料金に別途550円/月(税込)で加入しなければなりません。
1.下記、いずれかの固定電話サービス※
- 「ホワイト光電話」(ソフトバンクが提供する光電話サービス)
- 「BBフォン」(ソフトバンクが提供するIP電話サービス)
- 「光電話(N)」(NTTグループが提供する光電話サービス)
※固定電話を利用されない方は、「BBフォン」を選択する必要があります。
2.「光BBユニット」
ソフトバンクが提供するルーター。Wi-Fiで接続するには、「Wi-Fiマルチパック」のオプションが必要。
3.「Wi-Fiマルチパック」
光BBユニットをWi-Fi接続するために必要なオプション。
SoftBank光は、上記の2と3のオプションを利用することで、IPv4 over IPv6の接続サービスを利用できます。
おうち割必須オプションの価格は、スマホを他社に乗り換えるとセット割がなくなると、2,115円/月(税込)になります。もし乗り換えを検討する場合はその点も注意が必要です。
SoftBank光がつながらない原因一覧
SoftBank光がつながらない原因はどこにあるのでしょうか。一般的に多い事例を紹介していきます。
端末やケーブルの問題
- パソコンやスマホの不具合
- LANケーブルが断線している
- LANケーブルの接続がゆるんでいる
- LANケーブルの不良
- ONUやルーターのエラー
接続できないのは1台だけか、それともすべてのデバイスでつながらないか、まずは確認してみましょう。1台だけであれば、接続デバイス側に問題がありますが、すべてつながらなければ別の原因があります。
接続デバイス同士をつなげているLANケーブルが、変な角度に曲がっていたり、モノに潰されていたりすると断線しているかもしれません。ONUや光BBユニットの差込口に差込まれているLANケーブルがゆるい可能性もあるので、ルーター周りは確認が必要です。
また、ONUや光BBユニットが故障している場合、交換が必要です。
環境や電波の問題
- 障害物によって電波が遮断されている
- 接続デバイスとルーターとの距離が遠い
- ほかの電化製品との干渉が起きている
ONU、光BBユニットが接続デバイスから距離が離れており、その間に障害物や電化製品があると電波が弱くなってしまいます。
関連記事:ONUとは?入手方法/設置場所/ランプの意味や、モデムやルーターとの違いも解説!
契約上の問題
- SoftBank光が通信障害を起こしている
- Wi-Fiマルチパックに加入していない
- 未払いの料金がある
SoftBank光の回線自体が通信障害を起こしている場合があります。また、登録時にWi-Fiマルチパックに申し込まないと、光BBユニット単体ではWi-Fi接続はできません。また、万が一未払いの料金がある場合は、回線が止まってしまうので気をつけましょう。
端末やケーブルの問題への対処法
SoftBank光がつながらない原因として、使っている端末やケーブルの問題があります。比較的、手軽にできる対処法が多いので、見ていきましょう。
パソコンやスマホ側の問題
パソコンやスマホなど接続デバイス側の一時的な問題であれば、再起動で不具合が解消されることが多いです。再起動で解決しない場合、スマホやパソコンのWi-Fi設定がオフになっていないか見てみましょう。パソコンの場合、本体にスイッチがついている可能性もあります。
再起動や設定を見ても改善されなければ、接続しているパソコンやスマホのWi-Fi接続が壊れている可能性もあります。
保守作業をしてくれる事業所やメーカーへ、一度相談してみるとよいでしょう。
ONUやルーターの接続を確認する
ONUと光BBユニットを接続しているLANケーブルの断線や、接続のゆるみがないか確認しましょう。予備のLANケーブルがあれば、代えてみることでケーブル自体に問題あるか、確認できます。
もし、LANケーブルに問題があれば、購入しなければなりません。購入する場合は最大通信速度1Gbpsに対応するLANケーブル規格「Cat.5e」以降のLANケーブルを選びましょう。
ONU・光BBユニットを再起動する
接続デバイス、LANケーブルに問題がなければ、ONUや光BBユニットに問題が生じているかもしれません。
光BBユニット、ONUの電源ケーブルを、順番にコンセントから抜き、10秒ぐらい放置したら差しなおしましょう。ONU、光BBユニットが立ち上がるまで少し時間がかかるので、30秒ぐらい待って接続を確認してみてください。
光BBユニットはボタンで再起動する方法もあります。光BBユニット正面一番下にリセットボタンがあるので、1~2秒押して離すと再起動します。このとき、5秒押してしまうとリセットがかかってしまうので、注意してください。
電源を切る順番
① パソコンやスマホ
② 光BBユニット
③ ONU
再起動する順番
① ONU
② 光BBユニット
③ パソコンやスマホ
光BBユニットのランプを確認する
光BBユニットが故障している可能性もあります。以下の表を見てランプの状態を確認しましょう。
ランプの名称 | ランプの状態 | 本体ステータス |
電源 | 緑点灯 | 正常 |
消灯 | 電源が入っていない | |
警告 | 赤点灯 | 異常を検知している |
赤点滅 | 異常を検知している | |
消灯 | 正常 | |
インターネット回線 | 緑点灯 | 正常 |
緑点滅 | 光BBユニット内部で通信を確立中 | |
橙点灯・点滅 | 光BBユニット内部で認証できていない | |
消灯 | ONUから信号が届いていない | |
パソコン1~4 | 緑点灯 | 光BBユニットと接続した機器と接続が可能な状態 |
緑点滅 | 光BBユニットと接続した機器と通信中 | |
消灯 | 光BBユニットに機器が接続していない | |
BBフォン | 緑点灯 | 正常 |
通話中に緑点灯 | 無料通話中の状態 | |
橙点灯 | 有料通話中の状態※
※ホワイトコール24の場合は橙点灯になるが、無料 |
|
消灯 | 利用不可 | |
Wi-Fi/無線LAN | 緑点灯 | Wi-Fi(無線LAN)利用可能 |
緑点滅 | Wi-Fi(無線LAN)の自動設定中 | |
消灯 | Wi-Fi(無線LAN)利用不可 | |
ステータス | 緑点灯 | 光電話機能が利用可能 |
赤点灯 | 光電話機能が利用不可 | |
消灯 | 光電話機能に入っていない |
Wi-Fiマルチパックや光電話は、オプションに加入しないと使えないので要注意です。不明な場合はSoftBank光カスタマーセンターに一度問い合わせましょう。
問い合わせ先:SoftBank光カスタマーセンター
TEL:0800-111-2009
営業時間:10時~19時(土日祝日含む)
光BBユニットを交換する
古い光BBユニットを利用している場合は、Wi-Fi規格が最新の「IEEE 802.11 ac」(Wi-Fi 5)「IEEE 802.11 ax」(Wi-Fi 6)に対応していない可能性があります。
E-WMTA2.4が光BBユニットの最新モデルなので、E-WMTA2.3以前の機器を使っている方は無償で交換してもらいましょう。
光BBユニット型番 | Wi-Fi規格 |
E-WMTA2.1 | IEEE 802.11b/g/n |
E-WMTA2.2 | IEEE 802.11b/g/n |
E-WMTA2.3 | IEEE 802.11b/g/n/a/ac |
E-WMTA2.4 | IEEE 802.11b/g/n/a/ac/ax |
設定や電波の問題への対処法
SoftBank光がつながらない原因として、設定や電波の問題も考えられます。ほんの少し、設定や周辺機器の配置を変えるだけで改善されるかもしれません。
機内モードになっていないかチェック
基本的なことですが、スマホやパソコンが機内モード(飛行機のマーク)になっていると、Wi-Fiがつながりません。
設定からWi-Fi設定に移り、機内モードにチェックが入っていないか確認しましょう。チェックが入っている場合は、外すことでWi-Fiに問題なく接続できる可能性があります。
Wi-Fiルーターの位置を変えてみる
ONUや光BBユニットは、工事業者が設置した場所を変えるのは難しいです。しかし、周りに棚や置物など電波を遮断する障害物などがある場合、取り除くことで通信を安定化につながります。家電製品などは電波干渉を起こすため、できるだけ機器類から離しましょう。
もし、2階建てなど、離れた部屋に光BBユニットの電波が届かない場合は、中継器などの導入も検討しましょう。中継器は、光BBユニットと電波を届けたい接続デバイスのある部屋の中間地点に置くことで、電波をより広範囲に広げてくれます。電波の範囲を広げるだけなので、通信速度が速くなるわけではありません。中継器はNTTグループが運営するOCNオンラインショップで購入することをおすすめします。
Wi-Fiの接続設定を確認する
光BBユニットは2つの周波数帯2.4GHz帯、5GHz帯の電波を飛ばします。パソコンやスマホも2つの周波数帯が接続できるので、どちらか好きな方を選ぶことができます。
2.4GHz帯は、電化製品と同じ周波数帯を利用するため電波干渉を起こしやすい反面、障害物に強く、安定する特性があります。ただ、通信速度は5GHz帯に比べて劣ります。
5GHz帯はWi-Fi専用の周波数帯を使うため、電波干渉を受けづらく通信速度が速い特性があります。しかし、距離や障害物、雨など天候の影響を受けて電波が弱くなるデメリットもあります。
Wi-Fi接続環境によって、2つの周波数帯の接続設定を変更してみるのも手です。
Wi-Fiルーターを再設定する
光BBユニットにはリセットボタンがあり、これを押すことで不具合が解消する場合もあります。ただし、ユーザー側の設定がすべて初期値に戻ってしまう点には注意が必要です。
リセットボタンは、光BBユニット正面のランプ一番下にあります。5秒以上リセットボタンを押すと、再起動してリセット完了です。
また、光BBユニットではなく、市販のルーターを使っている方もいるでしょう。市販のルーターを使う場合、PPPoE設定が必要です。PPPoE設定はsoftbank光のサポートページで方法を確認できます。
しかし、SoftBank光で市販のルーターを使用する場合、PPPoE方式での接続に限られ、IPoE(IPv4 over IPv6)での接続ができません。通信混雑の影響で通信速度が大きく下がってしまいます。有料ですが、光BBユニットをレンタルするか、無償でIPv4 over IPv6を使える光回線事業者に乗り換えるのがおすすめです。
NTTドコモが提供している「ドコモ光」のプロバイダ「OCN インターネット」では、IPoE(IPv4 over IPv6)を標準提供しており、高品質な光回線を提供する光コラボレーションです。
OCNバーチャルコネクトのルーターを接続することで、自動的にIPv4 over IPv6の通信技術を利用できます。また、Wi-Fi 6対応ルーター(WX3000HP2)の無償レンタルサービスを実施しています。
SoftBank光からドコモ光への乗り換えは、ドコモ光の公式サイトで申し込めます。
関連記事:家でWi-Fiが繋がらないとき!確認すべきことや対処法を詳しく解説
契約上の問題
端末、周辺機器の問題、設定や電波を確認しても改善されない場合、別の原因を探さなければなりません。SoftBank光との契約における問題でつながらない可能性もあるので、該当していないかチェックしましょう。
未払いの料金がないかチェックする
万が一SoftBank光の料金を滞納してしまい、通信が止まっている可能性がありますので、確認しましょう。ソフトバンクのスマホと同時引き落としにしている場合は、ソフトバンクショップでお支払い可能です。SoftBank光を単独で払っている場合は、カスタマーセンター(0800-111-2009)に連絡して請求書を送ってもらいましょう。
通信障害が起こっていないかをチェック
SoftBank光に、通信障害が起こっていることも考えられます。公式サイトやSNS、Softbank光のカスタマーセンター、チャットサポートで確認できます。
通信障害の場合はユーザー側では対処できないので、解消されるまで待つしかありません。
Wi-Fiマルチパックに加入する
SoftBank光の利用ユーザーでも、Wi-Fiマルチパックに加入していないことがあります。Wi-Fiマルチパックは、光BBユニットを無線LANにするオプションです。Wi-Fiマルチパック未加入だと、送られてきた光BBユニットを有線でつなぐしかありません。
オンラインでBBユニットを申し込むと、Wi-Fiマルチパックを忘れてしまう方が多いので要注意です。Wi-Fiマルチパックは、追加で申し込むこともできます。下記のページをご参照ください。
参照:SoftBank光|Wi-Fiマルチパックのお申し込み
SoftBank光は、IPv4 over IPv6を利用するために光BBユニットとWi-Fiマルチパックへの加入が必要ですが、このようなオプション契約なしで利用できる事業者もあります。
NTTドコモが提供する「ドコモ光」は、光回線サービスを提供する光コラボレーションです。「ドコモ光」のプロバイダ「OCN インターネット」では、IPoE(IPv4 over IPv6)接続を無料で標準提供しており、OCNバーチャルコネクト対応のWi-Fiルーターを使えば、自動的に適用されます。また、ドコモ光では、ドコモスマホとのセット割で携帯料金も節約できます。詳しくは、ドコモ光の公式サイトをご覧ください。
Softbank光を解約する方法・注意点
ここまで、回線がつながらない場合の対処法を紹介してきましたが、改善が見られない場合はSoftBank光からほかの光回線事業者に乗り換えるのも手です。
では、SoftBank光を解約して、他社の光回線事業者に乗り換えるにはどうしたらよいでしょうか。
Softbank光を解約する方法
SoftBank光の解約手続きについて紹介しますので、他社の光回線事業者に乗り換える参考にしてください。
Step.1 ソフトバンクへ解約申請
光回線事業者を乗り換えるのに必要な事業者変更承諾番号の払い出しを行います。払い出しはソフトバンクショップではできず、SoftBank光のカスタマーセンター(0800-111-2009)のみになります。
まずはカスタマーセンターに電話をして、事業者変更承諾番号を発行しましょう。この時点ではまだ解約にはなっていません。
Step.2 他社の光コラボレーション事業者を申し込む
SoftBank光から事業者承諾変更番号が発行できたら、希望している光コラボレーション事業者に申し込みます。その際に事業者変更承諾番号が必要です。発行から15日以内に手続きを完了しないといけないので、注意しましょう。
NTTドコモが提供する「ドコモ光」は公式サイトからお申し込みを受け付けています。
Step.3 レンタル機器の返却
SoftBank光から他社の光コラボレーションには大体1週間ほどで乗り換えが完了します。乗り換えが完了したらSoftBank光から借りている光BBユニットは元払いで返却します。ONUは光コラボレーション事業者への乗り換えの場合、継続して使うため返却は不要です。
Softbank光を解約する注意点
SoftBank光を解約するとソフトバンク、ワイモバイルのおうち割光セットは消滅します。ソフトバンク、ワイモバイルのスマホを継続して使う場合、携帯料金が上がる可能性があります。
SoftBank光のメールアドレス「~@yBB.ne.jp」を使用している場合、利用できなくなるので気をつけましょう。光コラボレーション事業者の切り替え前にメールアドレスも変更する必要があります。
解約違約金に注意!
SoftBank光は2年もしくは5年契約になっており、更新月以外の契約期間途中に解約すると、違約金が発生します+ので注意してください。契約更新月に解約すれば違約金は発生しません。
工事費の残債分に注意!
SoftBank光の工事費を分割で払っている場合、その残債が解約の翌月に一括請求されます。いきなり、大きな金額が請求される可能性もあるため、事前に確認しておきましょう。
関連記事:光回線の乗り換えは工事不要?工事が不要になるケースを徹底解説
乗り換えるならドコモ光がおすすめ
NTTドコモが提供する「ドコモ光」は、光回線サービスを提供する光コラボレーションです。「ドコモ光」の「OCN インターネット」では、IPoE(IPv4 over IPv6)接続を無料で標準提供しており、OCNバーチャルコネクト対応のWi-Fiルーターを使えば、自動的に適用されます。
また、ドコモ光では、ドコモスマホとのセット割で携帯料金も節約できます。詳しくは、ドコモ光の公式サイトをご覧ください。
Softbank光がつながらない原因は端末、LANケーブルなどの周辺機器、光BBユニット、ONUなどルーター側のトラブル、契約上の問題などさまざまです。
まずは周辺機器、ルーターの接続設定や交換などを試しましょう。改善が見られない場合はSoftBank光側にトラブルが起きていないか問い合わせするしかありません。
インターネット環境を快適に使う場合、光回線事業者を乗り換えるのも選択肢のひとつです。
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