
公共施設やカフェなどで、無料(フリー)でインターネット利用できる「フリーWi-Fi」。そんなフリーWi-Fiに自動接続してくれるアプリが人気です。中でも、以下に挙げる2つがおすすめです。
これらをおすすめする理由、またフリーWi-Fi自動接続のメリット・デメリットなどをこの記事では紹介していきます。
2022年におすすめできるフリーWi-Fi自動接続アプリを1つずつ紹介します。なお3つともAndroid版、iOS版が用意されています。
「タウンWi-Fi」はGMOグループの「GMOタウンWiFi株式会社」が提供する、フリーWi-Fi自動接続アプリです。同ジャンルアプリで国内No.1のダウンロード数。(※調査:App Ape、2021年)アプリを立ち上げずにフリーWi-Fiに自動接続してくれます。利用者の近くで利用できるフリーWi-Fiを探せるマップ機能なども付いています。
「Japan Connected-free Wi-Fi」は「NTTブロードバンドプラットフォーム株式会社」が提供する、フリーWi-Fi自動接続アプリです。アプリをインストールして利用登録するだけで、自動的にフリーWi-Fiに接続します。日本語のほか英語・中国語など合わせて16言語に対応しており、外国人観光客からも人気です。
フリーWi-Fi自動接続アプリを使うことでのメリットは、以下の通りです。
それぞれメリットを1つずつ紹介します。
フリーWi-Fiは利用の際に接続設定が必要だったり、中には会員登録(無料)の入力が必要だったりするものも多いです。フリーWi-Fi自動接続アプリは、アプリインストール時に入力したユーザー情報を利用して、自動で各フリーWi-Fiに接続してくれます。毎回入力して接続する手間が省ける点が、メリットの1つです。
フリーWi-Fiに接続している間は、スマホのデータ通信が抑えられます。フリーWi-Fi自動接続アプリを利用することで、フリーWi-Fiの利用回数・利用時間が増え、スマホのデータ通信量節約に繋げやすくなります。
先ほど紹介したタウンWi-Fiなどのアプリには、地図(マップ)でフリーWi-Fiのスポットを確認できる機能があります。自分が好きなフリーWi-Fiを地図で探して、選んで利用することができるので便利です。
フリーWi-Fi自動接続アプリは接続の手間がかからず便利で人気がありますが、残念な点も存在します。デメリットは以下の通りです。
それぞれデメリットを1つずつ紹介します。
フリーWi-Fi自動接続アプリは、自動接続のためにアプリの裏側(バックグラウンド)で稼働する、「バックグラウンド通信」を利用します。また自分の現在地を把握するために、GPSの情報を活用する、「位置情報サービス」を利用します。これらは常にデータを送受信するので、バッテリーの消費量が大きくなる恐れがあるのです。
フリーWi-Fiには、「利用時間」「利用回数」に制限を設けているものが多いです。例えば、すかいらーくグループ(ガストなど)のフリーWi-Fiは、利用時に「1回につき60分間」という制限があります。(参照:すかいらーくグループFree Wi-Fi)
人気フリーWi-Fi自動接続アプリの多くは、セキュリティへの配慮をアピールしています。しかし、そもそもフリーWi-Fiとは、不特定多数の人が簡単に利用できるように作られたサービスです。絶対的な安全が保証されているわけではありません。
外出先でもっと安全にWi-Fiを利用するためにできる方法として、例えば、以下の2つが挙げられます。
それぞれの方法を1つずつ解説します。
暗号化された信頼できるフリーWi-Fiも少なくないかもしれません。しかし、例えばパスワードを入力してサイトにログインしたり、ショッピングサイトでクレジット情報を入力したりするのは、フリーWi-Fi利用時には控えた方がいいでしょう。よく分からないフリーWi-Fiに接続して、うっかりネットショッピングしてしまう、なんてことを防げます。
自分でWi-Fiを用意するという方法もあります。例えば「ポケットWi-Fi」は、外出先でもWi-Fiでネットワークに接続できる機器です。自分が契約した回線なのでフリーWi-Fiよりは信頼が置けるでしょうし、スマホのデータ通信量の節約にもなります。
スマホの回線を利用して、パソコンまたはタブレットをネットワークに接続する機能を「テザリング」と言います。「外出先からパソコンでインターネットしたいけど、フリーWi-Fiはちょっと不安」といった時などに役立つ、便利な機能です。
テザリングによる接続方法には、主に以下の3種類があります。
パソコンを、回線に繋がったスマホとUSBケーブルで接続することでテザリングできます。
またWi-FiとBluetoothを利用した無線接続も可能です。BluetoothはWi-Fiよりも接続可能範囲が狭く、数m程度なので使い方に注意です。(参照:BUFFALO「Wi-Fiの豆知識」)
スマホのテザリングは便利な機能ですが、多用するとデータ通信量の上限を超えてしまうことも。データ通信量を普段から節約するために、「自宅にWi-Fi環境を整える」という方法も効果的です。例えば、ホームルーター(自宅専用のポケットWi-Fiみたいなもの)や、光回線を利用したWi-Fiなどがあります。
回線名 | 平均通信速度 (ダウンロード) |
平均通信速度 (アップロード) |
通信速度制限 |
---|---|---|---|
ホームルーター (home 5G) |
204.82Mbps | 22.52Mbps | 制限の可能性あり |
光回線 (OCN 光) |
274.38Mbps | 198.99Mbps | なし |
※2022年2月時点で集計した平均速度
※IPoE接続、PPPoE接続両方含めての平均速度
上の表ではNTTドコモ「home 5G」とOCN 光を例に、ホームルーターと光回線を比較しています。どちらもデータ利用量無制限ですが、home 5gでは「直近3日間のデータ利用量に応じて、通信が遅くなる場合がある」というように説明されています。一方で光回線は通信速度制限が基本的にないので、データ通信料を気にせずインターネットを利用しやすいです。
Wi-Fi自動接続アプリについてまとめると、以下のようなことが言えます。
無料Wi-Fiは非常に便利ですが、セキュリティの不安な方は自分でWi-Fiを用意するのもいいでしょう。スマホのデータ通信量を節約したい方は、自宅のWi-Fiを充実させるのも1つの手。このサイトをぜひ参考にしてもらえればと思います。